「大和橘」は絶滅危惧種になっています。
歴史、文化面では、神話、伝承、伝説、文芸等に深くいかかわりがあります。
大和橘には、日本の神話や伝説に登場する興味深い話があります。例えば、田道間守(たじまもり)の物語が有名です。彼は第12代垂仁天皇の命を受け、不老不死の妙薬とされる「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」を求めて常世の国へ旅立ちました。この果実こそが橘であるとされ、彼は10年の歳月をかけて持ち帰りましたが、帰国した時にはすでに天皇が崩御しており、悲しみに暮れたと伝えられています。
また、奈良の廣瀬大社には、龍神のお告げによって一夜にして橘が実ったという伝説もあります。このように、大和橘は神聖な果実として扱われ、日本の歴史や文化に深く根付いています。
近年では奈良を中心に**「なら橘プロジェクト」**が進められ、絶滅危惧種となっていた大和橘の復活が図られています。料理や菓子作りにも活用され、奈良の食文化の一部として再評価されています。
しあわせ家では、その由緒ある「大和橘」の文化と歴史に敬意を払い、薬膳効果も期待できる商品を、現在研究開発を進めています。
出来上がりましたら、よろしくお願い申し上げます。