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奈良の伝統野菜「大和真菜」

2025/05/13

大和真菜の歴史は、大和真菜のルーツは、奈良時代に編纂された『古事記』に記述のある「菘菜(すずな)」とされ、漬け菜の中でも原種に近い品種と考えられています。奈良の茶会記『松屋会記』にも「ナ(菜)」や「ナ汁(菜汁)」の記述があり、古くから食材として利用されていたことが分かります。

1991年に奈良県農林部が伝統野菜の産地育成を開始し、2005年には「大和野菜」として正式に認定されました。その後、産官学の共同研究により、収穫後の品質を向上させる新品種が開発され、特産化が進んでいます。

大和真菜の特徴

1.他の葉物野菜に比べ、ビタミンEとC、リン、パトテン酸が多い

2.ビタミンK、B6、ナイアシン、カリウム、イソチアネートも含有する。

ビタミンE ;血管や細胞の健康維持、老化予防効果

ビタミンC ;コラーゲンの生成を助け、美肌効果と免疫力向上、抗酸化作用に期待。

パトテン酸 ;糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポート。育毛効果に期待。

ビタミンK ;血液凝固、骨の健康、血管の健康維持。

ナイアシン ;体内でエネルギーを生成。

ビタミンB6  ;たんぱく質の代謝を助け、皮膚や粘膜の健康維持と免疫機能、神経伝達機能の合成に必須。

カリウム  ;運動機能に必須のミネラルで、体内の余分な塩分排出に必須。

イソチアネート;抗酸化作用、抗炎症作用があり、がん予防や免疫力向上効果が期待できる。